セールスプロモーション業界の“モノづくり部隊” PXC三銃士 座談会

PXC’s TALENT

取材・執筆:PXC 株式会社 UTSUSU 編集長 田村 典子

  

PXCにおいて、ハンソクエスト事業グループ SPユニット1・2・3のメンバーは、様々なセールスプロモーション施策の中でも特にフィジカルな製造案件を多く担当する部隊。PXCの2つの柱事業の1つとして、その売り上げの多くを支えているのが、まさにこの部隊のメンバーたち。今回はその部隊で指揮を執るPXCの三銃士とも云えるリーダー陣に、座談会というかたちで、彼らの思うことや考えについて話を伺った。

ー 本日はよろしくお願いします。先ず、リーダーの皆さんのPXCでの勤続年数を教えてください。

眞下 僕は入社して20年目か21年目か。今年で43歳になるので、20年目だと思います。

ー 長いですね

眞下 はい。僕はPXCに新卒で入社していて、なんか特に辞めようと思うようなこともあまりなくて、気づいたらもう20年います。

ー 井手リーダーはPXCに勤めて何年になりますか

井手 僕はPXCに入社して13年目ですかね。31歳のときに転職して入社したので。

ー 佐藤リーダーも中途採用ですが、今年で勤続年数目になりますか?

佐藤 僕はPXCに入社して7~8年ですね。

ー ありがとうございます。では、皆さんのPXCに入社したきっかけを教えてください。

眞下 実は決めた理由って家が近かったからなんですよ。トスヴェルト( 現P R O Z Y 株式会社 https://prozy.jp/ )の社員募集が出ていて、面接に行ったんです。そしたら、次の日採用連絡が来て、その後すぐに当時の役員に「君は営業はできるか?」と言われて、「出来ますよ」って答えたら営業職になって、上野勤務で採用になりました。その後、20年間この会社にいます。

ー 井手リーダーは中途採用ですけど、PXCに入社したきっかけは何ですか?

井手 僕は、以前PXCにいた先輩に声をかけていただいて入社しました。前の会社が、単純な仕事が多かったんで、もう少し複雑な仕事をしたいという気持ちがあって。それと、前居た会社は社員数も凄く多くて、1500人くらい社員がいたので、逆に小さい会社で頑張ってもう少し自由に自分の実力を試してみたいと思って。当時はまだ若かったこともありますが。

ー 佐藤リーダーは?

佐藤 表面加工屋さんにいました。そこでは、表面加工以外の仕事もやっていました。印刷は携わっていなかったんですけど、表面加工からセット・納品まで、一連の手配をしていました。仕事自体は結構楽しかったです。色んな企業の仕事をやってましたし、「この工程ってこんなに大変なんだ!」とか色々な知識もつくので、良かったんですけど、井手リーダーと逆で小さい会社だったんですよね。20人いるかいないかくらいの会社だったので、しっかりとした組織が構築されている訳でも無い環境でした。なので、次に入る会社はちゃんと組織がある会社がいいなと思って。組織というものを自分の目で見て、実力がどこまで通用するか挑戦したかった。

ー 仕事のことについてお聞きしたいのですが、今やっている仕事で、「これは好きだ」という事柄などがあれば教えてください。

佐藤 やっぱりあれじゃないですか、眞下リーダーと井手リーダーは営業職だから、クライアントとのやり取りとかに遣り甲斐があるとか。

眞下 確かに。

井手 それも含めて、数字を拡大できた時じゃないですかね、好きっていうか嬉しいのは。

眞下 確かに数字が拡大することは当然大きな喜びになるんだろうけど、それ以外にも何かあるような気がしますね。僕は人と仲良くなれるのが一番楽しいと感じることかなと思っていて。結局、仕事ってコネクションだと思っているので。長く同じ会社を担当していると、もうお客さんよりもお客さんのことを知っているという状況になったりして、そうなると、自分が頼られるファーストチョイスになっていたりするのは、嬉しかったりしますね。

井手 あと、やっぱり嬉しいのはお客さんにお礼を言って貰えることですかね。

ー 営業職だと、クライアントから「困ってるから助けて」とか、「色々やってくれてありがとう」を言われると、やっぱり嬉しいですよね。

井手 PXCにお願いして良かった、とかね。

眞下 そうそう、クライアントに頼られるのはやっぱり嬉しいですね。

ー 佐藤リーダーは営業職ではないですが、好きな仕事とか仕事で嬉しいことはどんなことですか?

佐藤 僕が仕事の中で嬉しく思う瞬間は、依頼先の現場の人達とのコミュニケーション上にありますね。例えば、他の人が頼むと断られてた仕事とかを、僕が頼み込んで「どうしてもやって欲しい。」ってお願いしたときに、「しょうがないなぁ…お前に頼まれたらなー。」って言って引き受けて貰えることが結構多くて。そういうのって関係性が出来ていないと難しいので、そういう時に自分が信頼されてるんだなと思えてすごく嬉しいです。特にそういう時に、日ごろから依頼先の人達への配慮を怠らずやってきて良かったなと思います。

ー クライアントとPXCとPXCの協力会社がお互いに信頼し合って仕事が出来るというのが本当に有難くて、そういうことこそが、私たちが日々嬉しく思うことなのかも知れませんね。

井手 そうじゃないと続かないですからね、クライアントとの仕事も、我々も協力会社もね。

ー それでは、皆さんが仕事をする上で大事にしていることは何ですか?

眞下 僕は仕事上で大事にしている確固たるものがありますね。それはクライアントに嘘をつかないことです。どんなことも正直に話す。正直に言わないと、必ずどっかでボロが出るので、嘘をついても意味がないと思うんです。僕はこのことは自分のユニットメンバーにも、そうするべきだと言っています。一時的に自分の身を守る為の嘘ついて、結果クライアントに迷惑をかけるぐらいだったら、はじめから正直に言うべきだと。その方がクライアントとお互いに誠実に仕事を出来ると思っています。

井手 僕はクライアントとは感情的に話をしないようにしています。もし仮にクライアント側が感情的になったとしてもです。それは、以前、若い時にクライアントと言い合いになって、その後そのクライアントから仕事の依頼が来なくなったことがあったので。そういう経験から学んで、それ以降はずっとクライアントとは常に冷静沈着に話をすることを心掛けています。有難いことに付き合いの長いクライアントは僕らのことをパートナーと思ってくれていたりしますけど、やっぱり相手はお客様なので、その立場の違いはきちんと踏まえた上で仕事をしなければならないと思っています。

佐藤 私は自分で嫌だと思うことは、絶対、他の人にもやらせないようにしています。

ー 他の人というのは、佐藤リーダーのユニットメンバーのことですか?

佐藤 そうです。自分だったらこれは絶対にやらない、もしくはやりたくないなっていう仕事を、自分以外のメンバーにやるように言えないです。自分でやりたくないことを他人に押し付けるっていう行為が、僕自身納得きないんですよね。でも勿論、大変だけどやらなきゃいけないことはやるように指示しています。

眞下 基本やりたくない仕事っていうのはあまり無いよね。大変だけどやらなきゃいけない。

井手 僕は、部下にそういう大変だけどやらなきゃいけない仕事は出来るだけやらせていますよ。

眞下 僕はそういう大変な仕事の時は、メンバーとなるべく一緒にやるようにしています。大変なことを共有するという意味で。

井手 大変というか、面倒なことから逃げずに取り組んでいかないと、やっぱり仕事って増えていかないから、その姿勢で必要なことだと思うんですよね。僕もこれまでに大変なこととか面倒なことを沢山経験して、そこで色々なことを学んできたので、まだ仕事があまり出来ないとか、数字を作れない人は、そういう道を経験する必要があると思っています。なので、仕事になる可能性が高くて、でも大変だったり面倒だったりする仕事を敢えて部下に振るようにしていますけど、これは本当に意地悪とかじゃなくて、ちゃんと人の成長を考えているし、リーダーの責務としてそうするようにしています。

眞下 部下やメンバーに案件を差配する時の判断は本当に難しいよね。

井手 そうだね。なので、あまりにキツそうな案件の時は、部下の実力とか、ストレス耐性とかを考えて、その案件は部下やメンバーに振らずに自分で何とかするようにしています。

ー 皆さんは、リーダーとして案件を差配する際に、これは部下が学ぶべき対象案件なのか、そういう次元の案件では無いのかを常に見定めて差配しているということですね。

眞下 そうですね。

ー 有難うございます。他には何かありますか?

井手 僕は自分が人に頼む時に、凄く配慮するようにしています。やっぱり皆が気持ち良く働けるように、っていうのをとても意識していますね。それが、いい結果にも繋がるので。

ー 皆さんは、自分以外の2人のユニットリーダーのことをどのように見ていますか?

眞下 井手リーダーは僕よりも営業力に長けていると思っています。勿論、僕も営業職ですけど、どちらかというと、かなり“ものづくり”寄りの営業だと思うので。クライアントとの関係性を築くという意味では、お互いどちらもコミュニケーション力はあると思うんですけど、新しいクライアントとか、新しい案件とか、何かを創出するような営業力は、井手リーダーの方が上だと思います。佐藤リーダーはとにかくタフ。ユニットメンバーも一番多いから、その大人数のメンバーを統率していく力が本当に凄い。

井手 僕は、先ず2人とも僕よりもチームの運営をするのが上手いと思っています。

眞下・佐藤 そんなことない!

眞下 チームの運営ってやっぱり難しいので、まだまだ上手く出来ないことが多いのは、みんな同じだと思う。

井手 そうですかね。2人とも僕よりちゃんと出来ているように見えるんですけどね。それと眞下リーダーはやっぱり圧倒的に製造に詳しいですよね。そこはもう100%凄いなと思います。佐藤リーダーは、本当に真面目ですね。全く手を抜かないっていうか、そういう姿勢が凄く分かりますよね。2人ともチームの運営を本当にしっかりやっているなと思います。2人とも本当に優秀で本当に良いリーダー。

佐藤 僕は、眞下リーダーは情熱的に仕事をする人だと思っています。だから熱いっていうか、いつも仕事に対する熱量が高い。井手リーダーは、どちらかというといつも冷静なんですよね。

ー 対照的ですね。「静」と「動」。

佐藤 そうそう。だから2人は全然似た者同士じゃなくて、カラーがまるで違うんですけど、やっぱりそれぞれに優秀なので、タイプは違っても2人とも素晴らしい仕事をするリーダーだと思っています。

井手 でも僕をよく知る人は、井手は熱い奴だなって言ってくれるけどな…。

眞下 僕をよく知る人は、僕は冷めてるってよく言われるけど…

ー おもしろいですね。わたしは、佐藤リーダーがお持ちの感覚はなんか共感できますね。眞下リーダーと井手リーダーの話を聞くに、仕事とプライベートでは、タイプが逆になるのかもしれませんけど。

佐藤 会社でタイプが違う人がリーダーになっているっていうのは良いことだと思いますけどね。

ー 最後に。皆さんから見た直属の上司にあたる小松グループ長について教えてください。

佐藤 もともと僕らと同じ仕事をがっつりしていた人だから、やっぱり詳しいし、細かいことも意見とかアドバイスしてくれるよね。

眞下 営業的側面と製造とか管理とかモノづくりの側面の両面で。

井手 そういう点では、勿論、彼は責任者で上長ではあるけど、お互いに理解し合えることが多いのが有難いですね。

佐藤 それと、本当に困ったときに内容も含めて相談にのってくれる上司というのは、僕らにとっても有難いです。

眞下 僕たちのポジションではどうにも出来ないこととかも、凄く大きい視野とか会社単位とかでみたら、そういうことって当然あるからね。

井手 基本的には、僕ら3人は小松グループ長とは信頼し合えていると思います。

ー お忙しい中、今日はありがとうございました。皆さん、引き続きPXCの発展の為にリーダーとしての尽力・貢献を宜しくお願いします!!

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